ホテルのデポジットとは?その意味といくらかかるかを解説

ホテルデポジット

ホテルにてチェックインする際に一度は耳にする単語「デポジット」。なんとなく支払ったけど、よくわからなくて不安になったことはありませんか?

今回は海外旅行初心者の方にもしっかりわかるよう、ホテルのデポジットについて基本から具体的な金額まで詳しく解説していきます。ホテルによって変わってくるデポジット。事前に知っておけば安心して旅行を楽しむことができます。

そもそもデポジットってなに?

オーストラリアのホテルに宿泊すると、チェックインの際に求められるデポジット(英語:deposit)は先払いする保証金や預かり金のことです。

デポジットを請求されることは、オーストラリアを含む海外のホテルでは一般的なことですので心配しないでください。また、チェックアウトの際に何もなければ全額返金されます。

デポジットはなぜ必要なのか

デポジットは宿泊代以外で費用が発生した場合の支払いを保証するためのお金です。例えば、滞在中の電話代や有料インターネット代金、お部屋のミニバー利用料などチェックイン後に発生するものに対する保証という目的があります。また、デポジットはクレジットカードで支払うのが一般的です。これは身分証明や支払い能力の証明としての役割もあります。

デポジットを払うタイミングは?

クレジットカード

一般的なデポジットの支払いはホテルのチェックインの際です。ID(パスポート)とクレジットカードの提示を求められます。IDは本人確認とコピーを取って返却され、クレジットカードはプリオーソライゼーション(英語:pre-authorization)と呼ばれる方法で利用可能なカードか、確認も含めてデポジットを仮決済されます。

クレジットカードを持っていない方は、現金での支払いになりますがホテルによっては受け付けていない場合もあります。また、クレジットカードのブランドにも注意が必要です。ホテル側が対応しているブランドでなければカードを利用することができません。オーストラリアではVISA、Mastercard、American Expressが主流で、ほとんどのホテルではVISA、Mastercardを持っていれば利用できます。

デポジットはいくらくらい払うの?

では具体的にいくらかかるのか?ここではゴールドコーストのホテルを例にします。

  • ヒルトン・サーファーズパラダイス:100ドル
  • マントラ・レジェンズ・サーファーズパラダイス:200ドル
  • ヴォコ・ゴールドコースト:50ドル×宿泊日数分

このようにデポジットの金額はホテルによって多少異なってきます。また、1泊分の宿泊費同等の金額というケースもあり、宿泊ホテルによっては300ドル以上のところもあります。

デポジットは戻ってくる?

デポジットは保証金や預かり金のことなので、基本的には全額返金されることが前提のお金です。滞在中にルームサービスやミニバー料金など支払いが発生した場合はデポジットから精算することがあります。また、ホテルの備品を破損してしまった場合に補償金として支払われ、足りない場合には追加料金を請求されることになります。

具体的にはバスタブのお湯があふれて水浸しになってしまった、カーペットを汚してしまったなどがあげられます。

返金までの流れ

預けたデポジットは、チェックアウトの際にキャンセル、返金処理が行われます。不明な点や不安な時は必ずその場でフロントスタッフに確認しましょう。そして後日オンライン明細などで決済金額と返金がされていることを確認しましょう。クレジットカードによっては、オンライン明細に反映していた決済金額がキャンセル処理されたことによって明細から消えることもあります。

クレジットカードの請求タイミングにご注意

チェックインの際に決済されてからチェックアウトの際にキャンセル処理するまでの間にクレジットカードの締め日をまたぐ場合、翌月支払いが発生し、その翌々月に払い戻しがされるという形になることもあります。また、クレジットカードの為替相場や手数料によっては実際に支払った金額と返金額に差が生じる場合もあるようです。

デポジットを正しく理解して、楽しく旅しよう!

旅行前にクレジットカードの利用限度額を確認しておくことをおすすめします。事前にクレジットカードの利用限度額を増やしたり、複数枚持つなど準備をしてデポジットを支払うことができない、もしくは支払ったら限度額に達して他に使えない、ということにならないようにしましょう。デポジットは請求されても何もなければ全額戻ってきますので安心して旅行を楽しんでください。

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