世界一幸せな動物「クオッカ」とは?上手に写真を撮るコツも解説

コアラやカンガルーなど、ユニークな野生動物が多いことで知られるオーストラリア。国をあげて野生動物の保護に力を入れるオーストラリアでは、他にも多くの動物達に出会うことができます。クオッカ(クォッカ)もオーストラリアの人気動物の一種で、人懐っこくキュートな笑顔のクオッカを求めてオーストラリアにやってくる観光客も大勢います。ここでは、世界一幸せな動物と言われるクオッカに会えるロットネスト島への行き方や注意点を解説します。

世界一幸せな動物クオッカとは?

クオッカはオーストラリア南西部に生息する動物です。正式名称をクオッカ(クォッカ)ワラビーと言い、カンガルーやコアラと同じく有袋類に分類されます。西オーストラリアが生息域ですが、現在ではそのほとんどがパース中心部から西側にあるロットネスト島に生息しています。

笑っているように見える顔立ちから、世界一幸せな動物と紹介されることが多く、キュートな笑顔のクオッカと一緒に写真を撮るのが観光客の最大の目的となっています。

クオッカの食事

クオッカは草食動物で、様々な種類の植物を食べます。手で食べ物を持って食べるクオッカは、食事の瞬間もキュートな笑顔が健在で、是非ともその瞬間を写真に収めたいものです。

しかし、人間の食べ物はクオッカの健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、塩分の多い食べ物は脱水症状を引き起こす恐れがあるので、いかなる場合もクオッカに餌を与えてはいけません。また、お菓子のゴミをポイ捨ても禁止です!クオッカが残りカスを食べて健康状態を悪化させる恐れがあります。

パースのすぐそばにあるロットネスト島へ

ロットネスト島には多くのクオッカが生息する

オーストラリアでクオッカに会いたいなら、パース中心部から西側およそ20kmのところに浮かぶロットネスト島へ行きましょう。島の名前は、オランダの探検家がロットネスト島に上陸した際、クオッカのことをネズミだと勘違いし、ネズミを意味する「ロット」と巣を意味する「ネスト」を合わせ命名されました。

ロットネスト島には野生のクオッカが多く生息しており、クオッカ目当ての観光客が多く訪れます。

ロットネスト島は、白い砂浜のビーチや、ピンク湖などの絶景ポイント、歴史を感じる沈没船など、見どころも満載です。また、クオッカの住む島として、政府による手厚い自然環境保護が行われており、一般車両の乗り入れは禁止されています。島内での交通は主に巡回バスや自転車など。ロットネスト島の中を走る巡回バスは主要なビーチを巡ります。自転車を借りて海岸線をサイクリングするのも楽しいでしょう。車がほとんど通らないので、ゆったりと楽しむことができます。

入島料が必要!

政府によって厳しく環境が保護されているロットネスト島では、入島する全ての観光客に入島料金が課されます。ただし、入島料はフェリー運賃の中に含まれており、直接支払うことはありません。

料金は、次の通りです。

大人日帰り: 20ドル
小人日帰り: 7ドル

家族で行くと割引が適用されますが、4人家族で49ドル支払う必要があります。

ここからも、いかに島の自然環境保護に力を入れているかがわかりますね。

パースからロットネスト島への行き方

パースからロットネスト島へは、フェリーまたは小型飛行機で行くことができます。

フェリーで行く

ロットネスト島への最もポピュラーな行き方はフェリーです。パース市内の複数の港からフェリーが出ており、最も早いロットネスト・エクスプレスを使うとわずか25分で到着します。

就航しているフェリーは下記の2社です。

ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)
出発地:フリマントルまたはノース・フリマントル

ロットネスト・ファスト・フェリーズ(Rottnest Fast Ferries)
出発地:ヒラリーズ・ボートハーバー

飛行機で行く

また、ロットネスト島には小さな空港があり、パースから小型飛行機で訪れる方法もあります。15分にも満たない飛行時間ですが、ロットネスト島の絶景を空から眺めたい!という方にはおすすめです。興味のある方はチェックしてみてください。

クオッカの写真を撮ろう

クオッカ

クオッカの写真を撮ることがロットネスト島を訪れる最大の目的と言っても過言ではないでしょう。クオッカの写真をカメラロールに保存しておけば、後から見返して癒しになること間違いなし。旅行を終え、友達や家族へのお土産話にもなります。

クオッカはどこにいる?

ロットネスト島には約1万匹のクオッカが生息していると推定されており、クオッカを見つけること自体は難しくありません。低木が集まる集落周辺に集まっていることが多いです。

ビーチなどの水辺にいることは稀ですが、運良くビーチでクオッカに出会うことがあればラッキー!ロットネスト島の美しい海岸線をバックにクオッカの写真を撮影しましょう!

セルフィーでツーショットも

クオッカ単体の写真を撮るのも良いですが、せっかくならクオッカとのツーショットに挑戦してみてはどうでしょうか?ロットネスト島にいるクオッカは人に慣れているので、運良くクオッカが近づいて来たらセルフィーをとるチャンス。ロットネスト島を訪れる多くの観光客が、クオッカとのツーショットセルフィーを撮っています。

上手く写真を撮るポイント

クオッカはとても好奇心旺盛で、人懐っこいのが特徴です。無理に近づいて行ったりするよりも、クオッカがこちらに近づいてくるのを待つのがおすすめです。カメラを構えて近づいてくるのを待ち、クオッカがやってきたら笑顔に焦点を当てて写真を撮ります。笑顔のように見える表情が特徴的なクオッカですが、笑った顔を写真に収めるのは意外と難しいので根気よくシャッターチャンスを狙いましょう。

クオッカの笑顔を最大限に引き出すためにおすすめの構図は、クオッカがカメラを見上げたり、首を伸ばしたりしているときです。可能な限り近くに寄り、クオッカを画角の中心に置いて、広角レンズを使って奥行きを出すと臨場感ある写真が撮れます。スマホに広角モードがある場合はそちらもおすすめですよ。

また、クオッカを撮影するのにおすすめの時間帯は早朝と夕方です。夕方、日没の海岸線を背景にクオッカを撮影することができれば完璧ですね!

触ることや、餌やりは禁止

あまりの可愛さに思わず撫でたり、抱っこしたりしたくなってしまいますが、クオッカを触るのは御法度。法律で禁止されているため、罰金を課される場合もあります。また、クオッカをおびき寄せるために餌をあげることもしてはいけません。クオッカは好奇心旺盛なので、餌でつらなくても近距離で撮影することが可能です。

パースに行かなくてもクオッカに会うことができる

野生のクオッカはロットネスト島でしか見られませんが、オーストラリアの他の都市にある動物園で飼育されている場合もあります。例えば、シドニーで有名なタロンガ動物園などでもクオッカに会うことが可能です。パースに行く予定はないけれどクオッカを間近で見たいなら動物園に行ってみましょう。

パースを訪れる際にロットネスト島へクオッカに会いに行くのはもちろん、オーストラリアの他の都市を訪れる場合もクオッカを探してみてください!

パース

ロットネスト島 おまかせガイドツアー(日本語)

笑ったような顔が愛らしい「世界一幸せな動物」クオッカに出逢える、ロットネスト島。パースの沖合18kmに位置するロットネスト島はA級自然保護指定の国立公園。

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所用時間:10時間

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