春の訪れを感じ始める8月下旬から11月初旬。西オーストラリアのパースには、待ちに待ったワイルドフラワーの季節が到来します!
西オーストラリア州は、12,000種類以上のワイルドフラワーが咲き誇ります。その約8割がこの地でしか見られない貴重な固有種。今回は、その中でもパースを拠点に楽しめる厳選スポットや、一度は見たいユニークなワイルドフラワーをご紹介します。せっかくパースへ行くなら珍しい草花をたくさん見ましょう!
ワイルドフラワーとは

ワイルドフラワーとは、人の手によらず、厳しい自然の中で自生する「野生の花」のこと。西オーストラリアの大地や乾燥したブッシュ(茂み)の中で、数千年もかけて独自の進化を遂げてきました。
カンガルーの前足に似ている「レッド&グリーン・カンガルー・ポー」や、松ぼっくりのような形の「バンクシア」、南十字星の形をした「サザン・クロス」など、ユニークな名前や形が特徴です。日本ではお目にかかれない、珍しい植物がたくさんあります。
ベストシーズンはいつ?
西オーストラリア州では、北から南へと「花前線」が移動し、6月から11月の長い期間にわたって色とりどりの花々が咲き誇ります。毎年雨量によって開花状況が変わりますが、ワイルドフラワーを楽しむなら、以下の時期を狙いましょう。
- パース周辺は8月下旬〜10月上旬:特に9月が見頃。キングスパークで「エバーラスティング・キングスパーク・フェスティバル」も開催され、パースが最も華やぐ時期です。
- 南西部は10月〜11月上旬:パースより少し遅れて見頃を迎えます。
【花の祭典】エバーラスティング・キングスパーク・フェスティバル
毎年9月にパース市内中心部で開催されるワイルドフラワー・フェスティバル(Everlasting Kings Park Festival)が、2026年もやってきます!
3,000種を超える西オーストラリア州固有のワイルドフラワーが展示され、さまざまなイベント、ワークショップ、ガイド付きウォークなど多くのアクティビティが開催されます。
| 開催期間 | 2026年9月18日(金)〜 10月4日(日) |
| 場所 | キングスパーク(Kings Park) |
| 入場料 | 無料 |
キングスパークは、美しいワイルドフラワーと共にスワンリバーとパースの街並みを一望できる絶景も楽しめます。
パース中心部からキングスパークへの行き方
キングスパークはパース市街のすぐ隣、小高い丘の上にあります。アクセスは非常に簡単です。
徒歩で向かう
パース中心部(エリザベス・キー付近)から、景色を楽しみながら歩くことも可能です。キングスパークは丘の上にあるため、最後は少し急な坂道や階段(通称:Jacob’s Ladder)になります。
- 所要時間:約20〜30分。
- ルート:セント・ジョージズ・テラスを西に進み、マウント・ストリート(Mount Street)などの坂道を登ります。
無料バス(ブルー・キャット)を利用する

パース市内を循環する無料バス「CAT(キャット)」のブルー・キャット(Blue CAT)を利用して行くことができます。
- 乗り場:エリザベス・キー(Elizabeth Quay Bus Station)などの主要バス停から乗車。
- 降車場所:「Kings Park」バス停で下車。
- 料金:無料
ツアーついでに楽しめる!ワイルドフラワースポット
パース発の人気日帰り観光ツアーの行き先には、実はワイルドフラワーの名所がたくさんあります。観光を楽しみながら、同時にワイルドフラワーも満喫できる「一石二鳥」なスポットをまとめました。限られた日程の中で「観光のついで」に効率よく花も楽しみたい方にぴったり!
ロットネスト島
クオッカで有名なこの島も、実は春はワイルドフラワーの名所です。海岸沿いの低木地帯に、潮風に強い小さな花々が力強く咲きます。青い海と黄色や青の花のコントラストは、この島ならではの絶景です。ロットネスト・アイランド・デイジーなど島固有の植物もあります。
ヤンチェップ国立公園
コアラやカンガルーに会える人気の公園も、春は花に包まれます。散策路や、洞窟へと続くトレイル沿いに鑑賞スポットがあります。
マーガレットリバー
パースから車で約3時間半の南西部。ワインだけでなく、花の多様性でも有名です。マーガレットリバーへ向かう道中にもワイルドフラワーを見つけることができます。
【厳選】絶対に見たい!ユニークなワイルドフラワー5選
まずは形や色が個性的なこの5つを探してみましょう。
1. レッド・アンド・グリーン・カンガルー・ポー(Red and Green Kangaroo Paw)

西オーストラリア州の州花。カンガルーの前足(ポー)にそっくりの形をしています。鮮やかな赤と緑のコントラストが美しく、表面は細かい毛で覆われていてベルベットのような質感です。
2. エバーラスティング(Everlasting)

ドライフラワーのようなカサカサとした質感の花びらが特徴です。ピンク、白、黄色の小花が大地を埋め尽くし、まるで花の絨毯のようになります。
3. ブルー・レシュノルティア (Blue Leschenaultia)

ワイルドフラワーの代表格で吸い込まれるような青色をした小さな花です。西オーストラリアの青い空を映したような色は、写真映え抜群。
4. マラ・マラ (Mulla Mulla)

猫じゃらしのような形をしている。
5. ゴールデン・フェザーフラワー (Golden Featherflower)

鮮やかな黄色と羽毛のように柔らかな質感に包まれ、特徴的な外見をしています。
楽しむためのマナーと準備
西オーストラリアの自然を守りつつ、快適にワイルドフラワーを楽しむためのポイントをチェックしておきましょう。
- 歩きやすい靴:公園の散策路は舗装されていない場所も多いです。履き慣れたスニーカーや、足首を守る軽めのハイキングシューズがおすすめです。
- 日焼け止めと帽子:パースの紫外線は春先でも非常に強力です。曇りの日でもしっかり対策をしましょう。
- 摘まない、踏まない:野生の花を摘むことは禁止されています。優しく見守り、写真に収めましょう。
パースの春はワイルドフラワー
パース周辺のワイルドフラワーは、その土地の歴史や力強い生命力を感じさせてくれます。8月下旬から11月初旬にかけてのこの時期、パースを訪れるなら、ぜひ街を散策してみてください。
西オーストラリア・ワイルドフラワー本
花の専門ガイド オークリー今日子さんによる西オーストラリアの植物290種を352枚の写真を使ってご紹介しているワイルドフラワーの魅力を徹底解説したおすすめ本です。
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