オーストラリアのパブを体験!注文方法から会計まで徹底解説

オーストラリアのパブ

オーストラリアで外せない文化の一つ「パブ」、どんな小さな街にもあり気軽に立ち寄れる場所。パブはお酒だけでなく、食事を楽しむこともできます。この記事では、初めてパブへ行く方にもわかりやすくパブの楽しみ方や注意点、注文の仕方などご紹介します。ぜひオーストラリア旅行の参考にしてくださいね。

オーストラリアのパブってどんなところ?

パブ(Pub)とはパブリック・ハウス(Public House)の略で、大衆酒場のようにお酒を楽しむ場所。パブといえばビールというほど大手メーカーから地ビールまで種類も豊富です。

パブには共通してバーカウンターとテーブル席があります。フードメニューもあり、気軽に食事もできます。お昼に営業しているパブも多く、夜の雰囲気とは違い明るくてランチを楽しむのもおすすめです。

パブの雰囲気はお店によって様々、大きなスクリーンがあるスポーツ観戦をウリにしているところや生演奏を行うなどお店によって違います。

名前がホテルなのにパブ?

オーストラリアパブの外観

オーストラリアのパブの名前には「ホテル」がついているところが多いです。昔はパブの上が宿泊施設だった名残です。今でも宿泊施設を営業しているところもありますが、ほとんどがパブのみになっています。

パブへ行く時はパスポートを持とう

夜になるとパブの入り口にはセキュリティスタッフがいることが多いです。入店する際に年齢確認のためIDの提示を求められますのでパスポートを忘れずに持ちましょう。IDを提示できない場合は入店できませんのでご注意ください。

日中のパブにはセキュリティスタッフはいませんが、お酒をオーダーする際にID確認を求められることがあります。

パブのオーダー方法

ここでは基本のパブでの注文の仕方からお会計までの流れをご紹介します。

1.席を確保する

パブのテーブル

パブは自分で席を取ってカウンターでオーダーするシステムです。ホールスタッフは基本的に居ないので自由に席を選びましょう。

店内を見渡して席を確保しなくても座れるときは、そのままカウンターでオーダーしましょう。メニューはバーカウンターにあります。

パブで席を確保する時の注意点

Reserve(予約)のプレート札が置いてあるテーブル席には座れません。また席を確保する時にバッグや貴重品を置かないことです。

2.バーカウンターでオーダー

オーストラリアのパブ

パブでは飲み物も食べ物も基本的にバーカウンターで注文します。パブによってはテーブルにQRコードが置いてあり、スマホでオーダーできるお店もあります。

初めてパブでオーダーする時は緊張の一瞬です。うまく伝わらない時は最後は指さしでもいいのでドリンクやフードの注文を伝えましょう。支払いもそのままカウンターで済ませます。クレジットカードをかざして決済するか現金を渡します。

3.ドリンクを受け取る

パブのドリンク

バーカウンターで注文したら、その場でバーテンダーがドリンクを用意してくれますので受け取ります。同時に食べ物をオーダーした時はドリンクのみ先に受け取り、ベルや番号札をもらって席に戻ります。紙ナプキンやコースターなどはセルフサービスです。

4.ベルが鳴ったら受取り口へ

ベルが鳴ったらフード受取りのカウンターへ行って注文したものを受け取ります。ソース類やフォークなどのカトラリーもカウンター近くにあります。

テーブルでスマホオーダーした時や番号札の場合は、店員が席までフードを持ってきてくれることもあります。

パブの食事メニュー

パブの中には料理を提供していないところもありますが、大抵のお店にはパブ飯と呼ばれる食事メニューがあります。フィッシュ&チップスやチキンシュニッツェルなどが定番です。

夜のメインメニューでは、サイドのポテトをチップスかマッシュポテトを選べるところが多いです。

ビールのサイズ

パブのビールタップ

店内のバーカウンターには種類豊富なビールタップ(サーバー)が並んでいます。注文する際はグラスのサイズとビールの銘柄を伝えます。オーストラリアではビールのサイズに呼び名がありますのでご紹介します。

パブの一般的なビールのサイズは3つあります。まず普通サイズのグラスをスクーナー(Schooner)と呼び、量は約425mlで日本では中ジョッキくらいです。それよりも大きいのがパイント(Pint)で約570mlです。さらに大きいサイズが、同じビールを何人かでシェアするにはお得のジャグ(Jug)は約1140mlでピッチャー型のもの。

パブではあまり一般的ではありませんが、パイントの半分の約285mlもあります。呼び名はミディ(Middy)、ポット(Pot)、ハーフパイント(Half pint)のいずれかで通じます。

アデレードを含む南オーストラリア州では、スクーナーをパイント、ミディをスクーナーと呼び名が変わりますので、注文の際はご注意ください。

飲みすぎ騒ぎすぎにご注意

オーストラリアには、過度な飲酒をしているお客にはアルコールを提供してはいけないというルールがあります。飲みすぎたり、周りに迷惑が掛かりそうな騒ぎ方をしているとセキュリティスタッフや警察がきますのでご注意ください。

お酒を飲めない人は何飲む?

パブには数は少ないですがノンアルコールのビールやカクテル(モクテル)があります。他にもオレンジジュースやパイナップルジュース、トマトジュースなどのソフトドリンクがあります。

オーストラリアでパブへ行ってみよう

今回はオーストラリアの文化で外せないパブをご紹介しました。色んな種類のビールを楽しめるパブでは、パブ飯といわれる食事を楽しむこともできます。チップも不要で気軽に行くことができます。ぜひオーストラリア旅行で体験してみてください。

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