人気観光地であるメルボルンの移動手段についてご紹介します。メルボルンにはトラムという路面電車と電車、バスの3つの公共交通機関、空港線のスカイバスがあります。この記事ではメルボルンの交通機関や乗り方など詳しく解説します。特にトラムは無料で乗れる区間があり観光に大変便利です。これからメルボルンを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてくださいね。
メルボルンの交通機関とICカード

メルボルンには電車、バス、トラム(路面電車)の3つの公共交通機関と空港線のスカイバスがあります。電車は青、バスはオレンジ、トラムは緑、スカイバスは赤といった停留所の標識は色分けされています。

メルボルンの公共交通機関を利用するには、マイキーカード(Myki Card)というチャージ式の交通カードが必要です。マイキーカードは、カードリーダーにタッチして乗り降りします。乗車ごとに切符を買ったり、クレジットカードで乗車することはできませんので事前にマイキーカードを用意しましょう。
最新情報では2026年にクレジットカードのタッチ決済で利用可能になるようです。
マイキーカードが不要な場合はどんな時?

メルボルン市内中心地を走るトラムには、無料で乗り降りできるフリートラムゾーン(Free Tram Zone)があります。トラムの無料区間だけの場合は、マイキーカードが不要でカードリーダーにタッチすることも不要です。無料区間を出て有料ゾーンに入るときはマイキーカードが必要になるので注意しましょう。
また空港線のスカイバスはマイキーカードが使えませんのでチケットが必要です。
メルボルンの移動手段
ここではメルボルンの交通機関や乗り方などを解説します。3つの公共交通機関だけでなく、空港と市内を移動するスカイバスもご紹介します。
メルボルンのトラム(Tram)

メルボルンのトラム(路面電車)は、無料区間と有料区間(Zone1とZone1/2)の2つに分かれています。メルボルン中心部にある無料で乗り降りできる区間は、マイキーカードが不要で旅行者にも便利な移動手段です。無料区間を出て有料区間へ移動する場合はマイキーカードが必要です。35番のトラム(シティサークル)は無料区間内を周遊しているため、間違って有料区間に入ってしまう心配がありません。

トラムの乗り方は、無料区間内であればマイキーカードのタッチは不要です。降りたい停留所が近づいてきたらブザーを押すか頭上辺りにあるひもを引いて合図します。
無料区間以外の停留所に乗り降りする場合は、トラム車内にあるカードリーダーにマイキーカードをタッチオンします。降りる際のタッチオフは不要です。
メルボルンの電車

メルボルンの電車は市内周辺のメトロと郊外へ行くV/Lineの2種類あります。主な駅は、空港シャトルバスが発着するサザンクロス駅、観光名所にもなっているフリンダースストリート駅、メルボルンセントラル駅です。
電車の乗り方は、改札口を入る際にマイキーカードをタッチオンして乗車、改札口を出る際もマイキーカードをタッチオフします。
カラフルな小屋があるブライトンビーチへは、フリンダースストリート駅からメトロ電車で行くことができます。
長距離電車で郊外へ行く時に利用するV/Lineは、一部の駅でマイキーカードが使えませんのでeチケットもしくは窓口で切符を購入しましょう。
メルボルンのバス
メルボルンはトラムや電車が便利なため、バスは旅行者にとって利用頻度は低いかもしれません。電車が通っていない郊外へ行く際はバスを利用します。オーストラリアのバスは飲食禁止です。またバス乗車中は揺れますので手すりに掴まりましょう。
バスの乗り方は
- バス停で乗りたいバスが来たら手を挙げて合図します。手を挙げてドライバーに「乗りたい」アピール。わかりづらい時は止まってくれません。
- バスに乗る際は車内のカードリーダーにマイキーカードをタッチオンします。
- 車内アナウンスはなく、降りたいバス停が近づいてきたらブザーを鳴らします。
- 下車する際もバス車内のカードリーダーにマイキーカードをタッチオフします。
メルボルン空港と市内を結ぶスカイバス

メルボルン空港(タラマリン)から市内へ移動するにはスカイバスを利用します。メルボルン空港からサザンクロス駅スカイバスターミナルまでは約30分で到着します。メルボルン空港に電車は通っていませんので、空港と市内を移動する方法は送迎車やライドシェア以外ではスカイバスになります。
スカイバスはマイキーカードが使えませんのでオンラインまたは券売機でチケットを購入します。メルボルン空港のスカイバス乗り場はターミナル1と3、4で降り場はターミナル1と4です。
メルボルン観光でトラムを乗りこなそう
この記事では、メルボルンのトラム、電車、バスの3つの公共交通機関について紹介しました。メルボルン中心部の移動にはトラムが便利です。街歩き観光は意外と歩きますので体力温存するためにもトラムを使いこなしてみてください。トラムの無料区間を出る時にはマイキーカードを忘れずにタッチしましょう。不用意な罰金は旅行の思い出には高すぎます。