ウェスタンオーストラリア州の州都パースから行くことができる、かわいいクオッカや美しいビーチがあるロットネスト島。この記事では、ロットネスト島の見どころや観光の楽しみ方、行き方などを徹底解説します。ぜひロットネスト島へ行く前にチェックして参考にしてくださいね。
ロットネスト島はどんなところ?

ロットネスト島(Rottnest Island)はフリーマントルの沖合い約19キロに位置する島で、パースから日帰りでアクセスできます。ロットネスト島には、世界一幸せな動物といわれるクオッカが生息しており、年々クオッカを見たさに訪れる観光客が増え、一躍人気の観光スポットになりました。また手つかずの自然が残り、美しいビーチや歴史探訪、サイクリングなど様々な楽しみ方ができる島です。
ベストシーズンは?
ロットネスト島の観光は、春から秋にかけての9月から4月がベストシーズンです。海の透明度や空の色が断然きれいです。特に春と秋は天候がよく、海も穏やかで観光に適しています。シュノーケリングや海水浴は12月から2月の夏が最適です。夏の観光デメリットは、湖が干上がるのでピンクレイクを見るには、夏以外の方がチャンスがあります。
オフシーズンは、5月から8月の秋から冬で比較的観光客が少ないです。冬は他の季節より雨が多くなり、フェリーが欠航になることもあります。冬の観光メリットは、赤ちゃんクオッカが袋から顔出すところを見られること。クオッカの赤ちゃんは生まれてから半年ほど、お母さんの袋の中で育ちます。徐々に外の世界に慣れていく過程で袋から出たり入ったりするところを見られるチャンスです。
パースから日帰り観光ができる!ロットネスト島へのアクセス
ロットネスト島はパースから船で1時間半ほどで行ける、日帰り観光にぴったりの場所。パースにある主要な港からフェリーが運行しており、乗船時間に多少の差はありますが、パース市内を出発してロットネスト島へ到着するまでの時間に大差はありません。
個人で行く方法もありますが、初めて訪れる方や時間を効率よく使いたいならオプショナルツアーに参加するのがおすすめです。ホテル送迎やフェリー代金に観光がセットされたツアーがあるので目的に合うものを探すことができます。
ロットネスト島を楽しむ方法
ロットネスト島を満喫するために知っておきたい移動手段をご紹介。ロットネスト島は自然保護区であるため、一般車両は乗り入れていません。ロットネスト島の楽しみ方は主に3通りです。
- ガイド付きバスツアーに参加する
- 乗り降り自由の巡回バスを利用する
- サイクリングに挑戦する
バスツアーに参加する

ガイド付きバスツアーのいいところは、90分でロットネスト島を1周できること。島での時間が限られている中で効率よく観光することができます。せっかく来たからには、1周見ておきたいという気持ちを叶えてくれます。
バスツアーは下車できる場所や時間は限定されますが、灯台など主要なスポットは外しません。ガイド言語は基本的に英語、オプショナルツアーには日本語ガイドのツアーがあります。バスツアーの運行は午前午後1回なので予約必須です。
巡回バスを利用する

ロットネスト島で巡回バス(Island Explorer Bus)を利用するいいところは、自分のペースで観光できること。バスの停留所は全部で19か所、運行はおおよそ20分間隔です。あらかじめ行きたいスポットとバスの時間を把握すれば最大限に楽しめます。ただし、バスは予約制ではないため、混雑する時期や時間によっては乗れず、次のバスを待つこともあります。
自転車をレンタルする

自分のペースで走って観光できるのがサイクリングのいいところ。舗装された道を走るので初心者でも楽しめます。ただしロットネスト島の道はアップダウンがあり、島を1周するには約22km走るため、日帰り観光では半周を目安にサイクリングを楽しみましょう。電動自転車は数に限りがあるため、事前予約をおすすめします。また島の途中には売店やレストランはなく、ランチ持参は必須です。ロットネスト島を自転車で1周するなら宿泊がおすすめです。
セグウェイツアーに参加する

ロットネスト島には60分、90分のセグウェイツアーもあります。島を1周することはできませんが、歩きやバスでは行けない場所へ英語ガイドと回ることができます。セグウェイを操作しながら観光し、舗装されていない道も通るので体験型アクティビティが好きな方におすすめです。
セグウェイツアーは、好きな時に乗り降りできないのと、他の交通手段と違って移動距離が限られ、訪れる観光名所は限定されます。
ロットネスト島は歩いて観光できる?
ロットネスト島の船着き場周辺は歩いて散策することができます。ただし、ロットネスト島の真ん中にあるワジャマップ灯台まで行くには歩いて約1時間、行きと違う道で戻るには往復3時間はかかります。限られた時間で楽しむにはバスと徒歩の組み合わせがおすすめです。
持ち物や服装
行き帰りのフェリーは季節を問わず冷房が強いので、上着を1枚持っていくことをおすすめします。観光には歩きやすい靴、クオッカと一緒に写真を撮るなら自撮り棒。また日差しが強く、日陰になるところがほとんどないので帽子 、日焼け止め、サングラス、水分補給用のウォーターボトル、タオルは必須です。風が吹きやすいので帽子はひも付き、サイクリングする方はリュックが便利です。
ロットネスト島のおすすめスポット8選
ロットネスト島の魅力はなんといっても美しい自然とその景観!島の見どころは野生のクオッカだけではありません。2つの灯台、63か所ものビーチなど、おすすめの場所や散策エリア、そして立ち寄りたいお店など、人気のスポットをまとめました。
1. バサースト灯台(Bathurst Lighthouse)


バサースト灯台(Bathurst Lighthouse)は、ピンキービーチの近くにある1900年に作られた真っ白な灯台です。丘からみる景色は絶景でサンセット鑑賞スポットとしても人気があります。
2. ピンキー・ビーチ(Pinky Beach)


ピンキー・ビーチ(Pinky Beach)は、船着き場から歩いて10分ほどで行ける一番賑わっているビーチ。特に夕暮れ時には、サンセット鑑賞で人が集まります。
3. ピンクレイクが見れたらラッキー?

ロットネスト島には、12の塩湖(ソルトレイク)があります。普段は薄いピンクが見れるか見れないか程度、まれに条件が揃えば真っピンク色の湖になります。出会えたあなたはラッキーですね。
4. パーカー・ポイント(Parker Point)

ロットネスト島の最南端であるパーカー・ポイントは、美しい海だけでなく、パースの街を眺望できます。
5. リトル・サーモン・ベイ(Little Salmon Bay)

リトル・サーモン・ベイ(Little Salmon Bay)は、浅瀬で波は穏やかなのでお子様にも安心して遊べるビーチです。また、クオッカに出会える確率が高いビーチでもあります。
6. ワジャマップ灯台(Wadjemup Lighthouse)


ロットネスト島のシンボルともいえる高さ約38mのワジャマップ灯台(Wadjemup Lighthouse)です。小高い丘の上にあり、景色を一望できます。Wadjemupは、先住民族アボリジナル・ピープルの言葉で「水と魂が交わる場所」を意味し、ロットネスト島を指す言葉です。
7. 食事はThe Laneカフェ


ロットネスト島のランチで迷ったら、The Lane(ザ・レーン)の名物メニュー「クレイドッグ」がおすすめです。クレイドッグは、ご当地のロブスターをふんだんに使ったハンバーガーで、他では味わうことのできない絶品です。
ロットネスト島のレストランやカフェなどの飲食店は、The Settlement(ザ・セトルメント)エリアに集まっています。このエリアを離れるとお店はほぼないのでご注意ください。
8. デザートはSimmo’sのアイスクリーム

シモーズは、マーガレットリバーに本店があるアイスクリーム屋でパース市内ではなかなか食べられないのでおすすめです。60種類以上のフレーバーがあり、特にコーヒークランチは大人気!
ロットネスト島は宿泊もおすすめ


パースから日帰りで楽しむことの多いロットネスト島ですが、ロッジやグランピングに泊まってゆっくり過ごすのもおすすめです。日帰りツアー客が帰った後の静かなロットネスト島は、昼とは違った魅力を感じられます。宿泊者だけが体験できるビーチで夕日や朝日、夜行性のクォッカが顔を見せにやってきてくれます。
ロットネスト島のおすすめ過ごし方
初めてロットネスト島を訪れる方には、日本語バスツアーに参加するのがおすすめです。90分のバスツアーでは、日本語ガイドから説明を聞きながら、島全体を効率よく観光することができます。残りの自由時間では、近場を散策しながらクオッカと写真を撮ったり、ランチしたり、ここでしか手に入らないグッズを買ったりと一通り楽しむことができます。ぜひロットネスト島を満喫してください。
ロットネスト島 おまかせガイドツアー(日本語ガイド)
◎パース市内ホテル送迎 ◎ロットネス島日帰り往復フェリー(ヒラリーズ発) ◎国立公園入島料 ◎90分島内観光バスツアー ◎日本語ガイド ◎ランチ(1ドリンク付)
312.55
所用時間:10時間

バスは島を時計回りに進むので、海や絶景ポイントが見える左側の席がおすすめです。